ASUS ROG Zephyrus S17の実機レビュー |
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ASUS ROG Zephyrus S17の実機レビュー
更新日:2021年7月15日
![]() ROG Zephyrus S17は、ご覧のようにキーボードが持ち上がる点がユニークなゲーミングノートPCです。キーボード下の隙間から吸気することで冷却性を高め、なおかつキーボードが熱くなるのを防ぎます。また、なにより見た目がかっこいいです。 スペック表のとおり、CPUやグラフィックス、ストレージの性能は非常に高く、液晶の品質も非常に優れています。お金はあるから、とにかくハイエンドのゲーミングPCが欲しい方に最適です。 ただし、キーボードは英語キーボードのみなので、ご注意ください。 公式サイトはこちら
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。 レビュー機の構成Core i9-11900H、32GBメモリ、GeForce RTX 3080 16GB、4K液晶 目次 お忙しい方は、「 ROG Zephyrus S17の特徴」のみお読みください。 ROG Zephyrus S17の特徴 各用途の快適度 ゲームベンチマーク&フレームレート ディスプレイのチェック キーボードおよびタッチパッドのチェック パフォーマンスのチェック クリエイターソフトの処理時間 質量のチェック 静音性のチェック パーツの温度のチェック 表面温度のチェック 消費電力のチェック 外観のチェック まとめROG Zephyrus S17の特徴 キーボードが持ち上がる! ROG Zephyrus S17は、キーボードが持ち上がる特徴的な構造のゲーミングノートです。通常のノートパソコンは、底面のみから吸気しますが、本製品は底面からだけでなく、このキーボードの下の隙間からも吸気を行い、冷却性能を上げています。 また、キーボードが持ち上がるギミックが、変形ロボットみたいで、男心をくすぐります。ただ、この隙間にお菓子の食べカスなどをこぼさないように注意しましょう。 キーボードが持ち上がることで、高負荷時でもキーボードが熱くなりにくいというメリットもあります(ただ、パームレストはそれなりに熱くなります)。 ![]() ![]() ![]() 17.3型の大画面で、4Kの高解像度液晶 ROG Zephyrus S17は、17.3型の大画面液晶を搭載し、ノートPCとしては迫力ある画面でゲームを楽しめます。 また、4K(3840×2160)120Hzの液晶を搭載していますが、DCI-P3カバー率100%となっており、ゲームだけでなくクリエイティブな作業にも使用できます。 ![]() トリプルストレージ構成 ROG Zephyrus S17は、最大3基のM.2 SSDを搭載することが可能です。OS・アプリ領域、データ領域、バックアップ領域などに分けて運用することが可能です。しかも、PCIe Gen4のSSDに対応しています。 なお、当サイトおよびASUSではユーザーによる増設や交換はサポートしておりません。増設や交換は自己責任でお願いします。 ![]() 最上位モデルなら、RTX 3080 16GBを140Wで駆動! ROG Zephyrus S17は、ノートPC最高峰グラフィックスとなる「GeForce RTX 3080 Laptop」を搭載しています。しかもVRAMは16GBあり、最大グラフィックスパワーも140Wと高めです。 ![]()
3DMark Time Spyの結果を見てみると、非常に高いベンチマークスコアが出ています。多くのゲームを高いフレームレートでプレイできることでしょう。 3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score ハイエンド RTX 3080 16GB 165W 12077 RTX 3080 16GB 140W 11552 RTX 3080 16GB 130W 11361 RTX 3070 130W 10327 RTX 3080 8GB 105W 10258 ミドルレンジ RTX 3070 95W 9220 RTX 3060 130W 8302 RTX 3060 95W 7519 RTX 3060 75W 7047 GTX 1660Ti 5667 エントリー RTX 3050Ti 60W 5292 RTX 3050Ti 40W 4560 GTX 1650Ti 3700 GTX 1650 3494 :レビュー機で計測したスコア W(ワット)は最大グラフィックスパワー8コア/16スレッドのCoreプロセッサーを搭載 ROG Zephyrus S17は、インテルの最新CPU、8コアのCore i9-11900Hを搭載しています。ノートPC向けプロセッサーの中では、かなり上位の性能のCPUとなります。 インテル第11世代Core(Tiger Lake)Hシリーズ プロセッサー コア/ スレッド Max Boost [GHz] Base [GHz] Cache TDP Core i9-11980HK 8 / 16 5.0 2.6 - 3.3 24MB 45-65W Core i9-11900H 8 / 16 4.9 2.1 - 2.5 24MB 35-45W Core i7-11800H 8 / 16 4.6 1.9 - 2.3 24MB 35-45W Core i5-11400H 6 / 12 4.5 2.2 - 2.7 15MB 35-45W Core i5-11260H 6 / 12 4.4 2.1 - 2.6 12MB 35-45W Core i7-11370H 4 / 8 4.8 3.0 - 3.3 12MB 28-35W Core i5-11300H 4 / 8 4.4 2.6 - 3.1 8MB 28-35W
Core i9-11900HのTDPは35~45Wですが、70W前後の高いCPU電力で推移していました(※Turboモード時)。 ![]()
CPUのみで処理するソフトウェアエンコード時間を確認すると、非常に短時間で処理が終わっており、Ryzen 9 5900HXよりも高速でした。また、Lightroom Classicの書き出しも最も速く、多くのアプリの処理が高速です。 TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間![]() キーボードは英語配列 ROG Zephyrus S17は、日本語配列ではなく、英語配列のキーボードになっています。特殊文字などは、印字されている文字と、実際にキーを押したときの文字が異なるので注意が必要です。日本語配列のキーボードしか使ったことがない方は、戸惑うと思います。 ![]() 各用途の快適度 ROG Zephyrus S17の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。 各用途の快適度 用途 快適度 コメント Web閲覧 Office作業 ◎ 非常に快適に動きます。ただし、英語キーボードで配列が日本語キーボードと異なるのでご注意下さい。 動画鑑賞 ◎ 色鮮やかな映像、臨場感あるスピーカーで、動画を楽しめます。 オンライン会議 ○ 普通の性能ですが、Webカメラとマイクを搭載し、問題なくオンライン会議が出来ます。 RAW現像 画像編集 ◎ Adobe RGB 100%の色域はないものの、sRGBカバー率は100%あり、またCPUが非常に高速であるため、快適に画像編集などができるでしょう。 動画編集 ◎ CPUおよびグラフィックス性能が高く、さらにDCI-P3カバー率100%クラスの液晶を搭載しており、動画編集は非常に快適です。書き出しも非常に高速です。 ゲーム ◎ 高いスペック、大きな画面、迫力あるサウンドでゲームを楽しめます。ゲームベンチマーク&フレームレート 動作モード ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Frapsで計測したフレームレートを掲載します。 なお、本製品は、いくつか動作モードを選択できますが、ここでは「Turbo」モードにして計測しています。動作モードを変更するには、Fn+F5を押すか、「ARMOURY CRATE」のソフトから変更します。 ![]() ![]() eスポーツタイトルのフレームレート 国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。 テストした結果としては、フルHD(1920x1080)解像度であれば、高いグラフィック設定でも200 fps前後の平均フレームレートが出ているタイトルが多く、非常に快適にゲームを楽しめます。4K(3840×2160)解像度でも100 fpsを超えているため、ゲームによっては4Kでプレイしてもいいと思います。 以下のゲームのフレームレートについて グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)![]() ![]() ![]() ![]() その他のゲームタイトルのフレームレート その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。 フルHD解像度なら、重いゲームでも、60 fpsを軽く超えています。4K解像度にすると 60 fpsを切るゲームが多いですが少しグラフィック品質を下げるか、もしくはWQHD解像度なら60 fpsを超えてくると思います。 以下のゲームのフレームレートについて グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() レイトレーシング&DLSS有効時のフレームレート リアルタイムレイトレーシングを有効にし、さらにDLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。 サイバーパンク2077では、DLSSを有効にすれば、最も高い画質の「ウルトラ」設定でも70 fps以上出ています。また、ウォッチドッグス レギオンでも、最大の設定で58 fps出ているので、十分快適にプレイできます。 レイトレーシングをONにしてゲームを楽しみたい方は、GeForce RTX 3080 Laptop 16GBのグラフィックスを搭載したモデルがおすすめです。 以下のゲームのフレームレートについて グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)![]() ![]() その他のゲーム 上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。 ![]() ディスプレイのチェック ディスプレイの詳細なチェックです。 パネルは、「AUO B173ZAN06」でした。なお、別のパネルが搭載される可能性もあります。 3,840×2,160ドット(4K)、120Hzの液晶を搭載しています。 解像度が高く、色域も広い質の高いディスプレイです。最大輝度も、当サイトの計測では507cd/m2と高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。 色域 RGB発色特性 視野角 映り込み・ギラつき フリッカー色域は広いです。当サイトの計測結果は、以下の通りです。 sRGBカバー率 100% DCI-P3カバー率 99.8% Adobe RGBカバー率 88.4%![]() ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。 ![]() 視野角は広いです。 ![]() 非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。ややギラつきを感じますが、ほとんどの方はあまり気にならないと思います。 ![]() 調光によってフリッカー(ちらつき)が出ているか確認しましたが、どの輝度でも、フリッカーはありませんでした。 ![]() 遅延 キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約50msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。 残像 「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に120フレームを更新する120Hzの液晶で2~3フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで2~3フレーム前くらいまで残像があったので、本製品の液晶は、一般的なノートPCの液晶より、残像は抑えられていると思います。 ![]() キーボードおよびタッチパッドのチェック キーボードとタッチパッドのチェックです。 実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mmと、キーストロークは約1.9mmと深めです。光学センサー式のメカニカルスイッチを採用しており、キーを押したときの「カチッ」と鳴る音が小気味よく、打ちやすいキーボードです。 ただし、前述しましたが、英語キーボードになっています。ほぼゲームでしか使わないなら問題ありません。また、クリエイティブ系ソフトのショートカットキーが使いやすいことから、英語配列のキーボードを好む方もいます。ただ、特殊文字の配列などが違うことから、一般的なユーザーはこのキーボードでもいいか、よく検討したほうがいいです。 ![]() ![]() 色を変えられるバックライトキーボードも搭載しています。 ![]() パフォーマンスのチェック パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「パフォーマンス」と、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」でベンチマークなどを計測しました。 ![]() CPU Core i9-11900H を搭載しており、マルチコア、シングルコア共に非常に高いスコアです。 CINEBENCH R23 ~ CPU性能の評価 ~![]() メモリ メモリは、DDR4-3200を搭載しています。オンボードメモリ+スロットメモリ(1スロット)という構成です。 いつもはSiSoftware Sandra 2020でメモリの速度を計測していますが、今回、ブルースクリーンになってしまって計測できませんでした。 SiSoftware Sandra 2020 ~メモリ性能の評価 ~ 他のメモリとの比較(帯域) LPDDR4X-4266 デュアルチャネル 最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2) DDR4-3200 デュアルチャネル 最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2) DDR4-2666 デュアルチャネル 最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2) DDR4-3200 シングルチャネル 最大 約25.6GB/s :本製品で選択できるメモリグラフィックス グラフィックスには最大グラフィックスパワーが140WのGeForce RTX 3080 16GBを搭載しています。 3DMark Time Spy ~ グラフィックス性能の評価 ~![]()
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3080 Laptop 16GBの情報は次の通りです。動作モードを「Turbo」にすると、GPUクロックがアップしています。 ![]() ストレージ ストレージには、PCIe Gen4のSSDを搭載しており非常に高速です。 CrystalDiskMark ~ ストレージ性能の評価 ~![]() SDカードスロット フルサイズのSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度も速いです。 CrystalDiskMark ~ SDカードスロット性能 ~![]() ![]() クリエイターソフトの処理時間 各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「Turbo」 モードで計測した結果のみ掲載します。 Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間![]() 今まで計測した中で最も速い現像時間です。Lihgtroomの書き出しは、モバイル向けのCPUの場合、AMDよりインテルのプロセッサーのほうが速い傾向にあります。 Core i9-11900H 32GBメモリ 44秒 Core i9-11980HK 64GBメモリ 46秒 Core i7-11800H 16GBメモリ 53秒 Apple M1 16GBメモリ 66秒 (MacBook Pro 13 M1) Core i9-10980HK 32GBメモリ 68秒 Core i7-10875H 16GBメモリ 70秒 Core i7-11370H 16GBメモリ 72秒 Ryzen 9 5900HX 32GBメモリ 76秒 Core i9-9980HK 16GBメモリ 77秒 (MacBook Pro 16) Core i7-10750H 16GBメモリ 80秒 Core i7-1165G7 16GBメモリ 89秒 Ryzen 7 4700U 16GBメモリ 91秒 Ryzen 5 4500U 32GBメモリ 91秒 Ryzen 7 5800H 16GBメモリ 93秒 Core i7-10710U 16GBメモリ 96秒 Ryzen 7 5700U 16GBメモリ 100秒 Core i7-10510U 16GBメモリ 109秒 ※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) 「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください Adobe Photoshop CCによる各種処理時間![]() こちらも高速です。 処理時間 ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分13秒 ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約3秒 スーパー解像度 約3秒 コンテンツに応じた塗りつぶし 約3秒 被写体を選択 約2秒 ※ 6000x4000のRAWデータを編集 Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間![]() Premiere Proの書き出しも非常に高速でした。 Core i9-11900H RTX 3080(140W) 3分36秒 Core i9-11980HK RTX 3080 (165W) 3分45秒 Core i7-11800H RTX 3070 (100W) 4分07秒 Core i7-10870H RTX 3070 (130W) 4分36秒 Core i7-10750H RTX 2060 4分51秒 Ryzen 9 5900HX RTX 3080 16GB 4分55秒 Core i7-10870H RTX 3060 (130W) 5分04秒 Core i7-11800H RTX 3050Ti (60W) 5分08秒 Core i5-10300H GTX 1650Ti 5分18秒 Core i7-10750H GTX 1650 6分34秒 Core i9-9980HK Radeon Pro 5500M 8分15秒 (MacBook Pro 16) Core i5-10300H GTX 1650 8分21秒 Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1) Core i7-1165G7 14分12秒 ※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間 ※ グラフィックスは全てノートPC用 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) DaVinci Resolve Studio 17 Betaによる書き出し時間![]() ![]() USB Type-C / HDMIの動作テスト USB Type-Cの動作チェック USB Type-Cポートの動作チェックです。 Power Deliveryに対応し、当サイトのテストでは45W以上の充電器なら充電可能でした。ただし、本製品はゲームをすると消費電力が200Wを軽く超えていくので、できれば付属のACアダプターを使用しましょう。 また、DisplayPortにも対応しています。2つあるうちの1つのType-CポートはThunderbolt 4にも対応しています。 USB Type-C充電器/ドックの動作テスト 充電 モニター 出力 有線LAN ドック ThinkPad USB Type-C ドック ○ ○ ○ ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ○ ○ ○ PD充電器 ※1 61W RAVPower GaN充電器 ○ ― ― 45W Lenovoウルトラポータブル ○ ― ― 30W RAVPower GaN充電器 × ― ― 18W cheero充電器 × ― ― モニター ※2 EIZO ColorEdge CS2740 ○ ○ ― Philips 258B6QUEB/11 ○ ○ ○ ※1 Power Delivery対応の充電器 ※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニターHDMIの動作チェック 4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示できます。 ![]() 質量のチェック 質量のチェックです。 メーカーサイトには「約2.75kg」と記載されており、重いです。ACアダプターも重く、持ち運びには適しません。 質量の計測結果(当サイトによる実測値) 質量 PC本体 2.798kg ACアダプター 1.003kgバッテリー駆動時間のチェック ROG Zephyrus S17のバッテリー駆動時間のチェックです。 バッテリー容量は90Whでした。大きい容量です。 ![]()
当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。 バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値) バッテリー駆動時間 (1) JEITA2.0測定方法 約5.5時間 (2) PCMark 10 Modern Office 4時間41分 (3) PCMark 10 Gaming 1時間21分 ※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス (1) メーカー公表値 (2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理 (3) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限パーツの温度のチェック 各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。 Prime95実行時のCPU温度Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。 今回、TDP-dwon:35W、TDP-up:45WのCore i9-11900Hを搭載していますが、実際のCPU電力は45W~100Wの間の高い数値で推移しています。そのため今回、各種ベンチマークスコアが非常に良かったです。CPU温度は、高めですが、平均で85℃前後なので、特に問題はないでしょう。 パフォーマンス時 Turbo時 CPU電力![]() ![]() ![]() ![]() ゲーム時のGPU温度 ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。 CPU温度もGPU温度も、80℃前後で推移しているため、特に問題はないでしょう。 パフォーマンス時 Turbo時 CPU温度![]() ![]() ![]() ![]() 静音性のチェック 動作音(静音性)のチェック結果です。 アイドル時は静かです。ゲームをするとややうるさくなります。 騒音値![]()
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。 使用計器の騒音値の目安![]() 表面温度のチェック 本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。 キーボードが持ち上がるおかげで、キーボードは熱くなりませんが、パームレスト部分の温度はそれなりに高くなり、ゲームをしていると手のひらが熱く感じてきます。 PC本体の表面温度![]() 消費電力のチェック 消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。 性能の高いCPU・GPUに、4K液晶を搭載しているため、消費電力は高いです。 消費電力![]() 外観のチェック ROG Zephyrus S17の外観のチェックです。 ボディはマグネシウム合金とアルミニウム合金で出来ており、指紋のつきにくい加工が施されています。ブラックのカラーで、キーボードバックライトが鮮やかに光ること以外は、それほど派手なデザインではありません。 ![]()
天板は、左下の半面がドットデザインになっており、右上にはROGのロゴがあります。 ![]() ![]()
スピーカーは、合計6基搭載しており音質がいいです。若干こもった感じはあるものの、ノートPC用のスピ―カーにありがちな「サ行」の音が刺さる感じがなく、ボーカル音が聴きやすいです。ノートPC基準で10点満点で採点すると、7~8点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。 ![]() ![]()
キーボードの上にあるダイヤルを回すと音量を変えられます。 ![]()
電源ボタンは、指紋認証装置にもなっています。 ![]()
ウェブカメラは720pで、普通の性能です。 ![]()
液晶を開くと、キーボードが持ち上がるようになっています。 ![]()
液晶を閉じたときは、キーボードも閉じるので、それほど厚みは感じません。 ![]()
インターフェイスには、Thunderbolt 4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A x3、HDMI2.0b、有線LANなどがあります。 ![]() ![]()
液晶が開く最大の角度です。 ![]()
底面は、若干段差があります。 ![]()
底面カバーを外したときの画像はこちらです。6本のヒートパイプと2つのファンで、4方向から放熱しています。 ![]()
メモリは1つがオンボード、1つがスロット式です。今回、32GBメモリのモデルでしたが、16GBがオンボード、16GBがスロットのメモリでした。 ![]()
ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されています。 ![]()
この他に、空のM.2 SSDが2つあります。 ![]()
ACアダプターの容量は280Wと大きいです。ACアダプターにもデザインが施されており、かっこいいです。 ![]() ![]()
今回、ROG SLASHシリーズグッズもROG Zephyrus S17と同時発売されます。 ROG Zephyrus S17は、サイズが大きいの持ち運びに適した製品ではありませんが、もし持ち運ぶなら、CLASSIC MESSENGER BAGなども一緒に購入するといいでしょう。 ![]()
この中の「SLING BAG」のみ、下に詳細な画像を掲載します。ショルダーバッグとしても使えますし、ストラップのの位置を変えることで、スリングバッグ(ボディーバッグ)としても使えます。購入先はこちら。 ![]() ![]() ![]() ![]() まとめ 以上が、ROG Zephyrus S17のレビューです。 キーボードが持ち上がるユニークな製品です。キーボードの下に空いた隙間から吸気することで冷却性を高め、さらにキーボードが熱くなりにくいという効果があります(ただしパームレストはそれなりに熱いです)。 グラフィックスにハイエンドのGeForce RTX 3080 16GBを、CPUに8コアのインテルプロセッサーを搭載しておりかなり高性能です。Core i9-11900Hは、クリエイター向けソフトの処理が非常に高速で、ゲームだけでなくクリエイティブ作業にも適しています。 ストレージについても、PCIe Gen4対応のSSDを最大3基まで搭載することができます。 液晶も、DCI-P3対応の高リフレッシュレート・4Kの高解像度液晶を搭載しており、スピーカー音もよく、あらゆる面でハイエンドといえるゲーミングノートPCです。 ただし、キーボードが英語配列となっています。英語キーボードのほうが好きな方にはいいと思いますが、日本語キーボードしか使ったことがない方は扱いにくいと思います。
キーボードが持ち上がる高性能ゲーミングノート ROG Zephyrus S17![]() 関連ページ ![]() 17.3インチの大型液晶を搭載した、ハイクラスのゲーミングノートPC。Ryzen 9 5900HXにRTX 3070 Laptop、300Hz液晶を搭載。 ![]() ハイエンドのRyzen 9 5900HXと、ノートPCとしては最高峰の性能のRTX 3080 Laptop 16GBを搭載。17.3型液晶は300Hzの超高リフレッシュレートに対応。 ![]() ASUSのノートパソコンの一覧。TransBook、Zenbookなどのブランドごとやサイズごとに掲載。 ![]() ゲーミングノートパソコンの比較ページ。ALIENWAREやGALLERIA、NEXTGEAR-NOTE、OMENといったゲームブランドノートPCの比較。 ![]() パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。
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